橋本大輝

体操の橋本大輝(19)さんが初の五輪出場を決めましたね!

(更新:橋本大輝さんは、東京五輪の個人総合と種目別の鉄棒で優勝しました!おめでとうございます!!)

実は橋本大輝さんは中学までは目立つ選手ではありませんでした。

しかしその下積み時代が原点となり、2021年には初の五輪出場に繋がっています!

そこで今回は、橋本大輝さんがどのように体操に関わってきたのか経歴をまとめてみました。

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橋本大輝の経歴

出典元:東スポ

橋本大輝さんは6歳から体操を始めていたのですが、中学までは無名の選手でした。

それが高校に入りどんどん成績を上げ、日本代表にまでになったのです。

それも無名時代の練習があったからこそ、高校の練習で成果が出て、2021年の五輪出場に至るのです。

そんな橋本大輝さんの体操の経歴を詳しく見ていきましょう。

小学・中学時代:佐原ジュニア体操クラブ(6歳~15歳)

出典元:中日新聞

橋本大輝さんは兄2人の影響で6歳から体操を始めています。

中3までの9年間「佐原ジュニア体操クラブ」にて練習に励み、基礎を積み上げてきました。

始めた頃の橋本大輝さんは、あまり体操に興味がなかったそうです。

しかし負けず嫌いが幸いし、兄がやっている技を「自分だってできる!」と挑戦していたのだとか。

兄は5歳上と3歳上だそうで、6歳の橋本大輝さんが11歳の兄の技を真似していたことになりますね!

実はこのクラブ、廃校になった小学校の体育館を練習場にしているのだとか。

よって十分な機材やピット(クッションの入ったエリア)もなく、助走の長い跳馬は玄関の外から。

できる練習も限られていたせいか、橋本大輝さんは大会で良い成績を残すことはありませんでした。

実際に中学での体操の成績は、

中学での体操の成績

中学1年全日本ジュニア選手権52位
中学3年全日本ジュニア選手権】19位
中学3年【全国大会】最下位の107位(怪我のため2種目のみ参加)

という、あまり輝かしいものではありません。

この中学3年の怪我で思うように演技ができなかった頃、ちょうどリオ五輪がありました。

橋本大輝さんは、表彰式で日本代表の5人が壇上に乗って喜んでいる姿を見て「夢のまた夢」だと感じていたそうです。

しかし指導者の山岸コーチは9年間「膝を伸ばす、手先まで伸ばす」を徹底して教育してきました。

何事にも基礎が大事ですよね。

そして、その基礎がしっかりとした土台となって、今の橋本大輝さんの強みとなっているのです!

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高校時代:体操部で飛躍(15歳~18歳)

引用元:NumberWeb

橋本大輝さんは、十分な練習環境のある高校の体操部に入ってからメキメキと上達していきます。

毎朝5時半に起床し、帰宅は22時だったとか。

監督に止められるほど練習に打ち込んでいたそうです。

特に鉄棒では、中学まではピットがないために怖くて練習さえできなかった多くの技に挑戦。

きっとこれまで挑戦したくてもできなかった反動で、何時間でも集中できたのでしょう!

高校2年の時には、日本体操協会の水鳥寿思男子強化本部長にその年の目標を聞かれた橋本大輝さん。

本人にとっても大きかったであろう「高校生の大会で優勝」という目標を答えると、

「そうじゃない、世界選手権の代表を目指しなさい」

引用元:NHK

と言われたのだとか。

この時点で水鳥本部長は、中学までは名も知れぬ選手の才能を見抜き、日本代表としての活躍を期待していたのですね!

実際に橋本大輝さんは、高校2年から数々の成績を残していきます。

高校2年での体操の成績

アジアジュニア選手権】個人総合4位・団体総合2位・種目別ゆか優勝・あん馬優勝
全日本ジュニア個人総合5位、団体優勝
インターハイ個人総合2位、団体2位 
全国高校総体個人総合優勝・団体総合優勝・あん馬2位

高校3年では、実際に日本の代表選手として活躍をし始めます。

高校3年での体操の成績

【リューキン国際招待試合個人総合優勝・あん馬優勝・鉄棒優勝
体操世界選手権団体総合2位・種目別鉄棒4位

ちなみにこの2019年の世界選手権で高校生が代表に選ばれるのは、白井健三選手以来の史上2人目の快挙だそうです!

「確実な基礎」に「充分に練習できる環境」が合わさり、急速な成長につながったのですね。

ただ、橋本大輝さんはこの世界選手権で、プレッシャーと緊張で普段はしないミスを連発。

団体総合で3位でしたが、自分の演技に満足していませんでした。

「このままでは勝てない。代表選考だけではなく、オリンピックを見据えた演技を考えないといけない」

引用元:NHK

と決意を新たにした橋本大輝さん。

なんとG難度や世界最高難度の技を取り入れ、4種目のスコアを上げることにしたのです!

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大学時代:初の五輪出場(19歳)

出典元:NumberWeb

2019年の終わりから難易度の高い技を練習に取り入れた橋本大輝さん。

2020年4月に順天堂大学に入学しました。

コロナ渦で体育館が使えず練習もままならない中、できることを模索しました。

規則正しい生活をすることで免疫力を上げ、体操の過去の映像を見ることで学習。

2020年の東京五輪が延期になったことは、技を極めるためにも橋本大輝さんにとっては吉と出ました。

そして無名時代から5年経ち、橋本大輝さんは大学2年となっていました。

2021年4月の全日本個人総合選手権。

予選では思うようにいかなかったあん馬も、決勝では気持ちを入れ替えて挑戦。

6種目中4種目で15点台を取るという快挙に。

そして誰も予測していなかった7位からの逆転優勝

前述の水鳥強化部長が

「今のルールでは、各種目のスペシャリストが15点台を取ってくる。それをほとんどの種目で取っていけるのは、世界最高レベルのところに来たと思う

引用元:Yahooオリンピックガイド

と高く評価しています。

また、今回で4度目の五輪出場になる内村航平さんも

「難しいことを6種目できるってことは体力バカ。限りなく世界一を取れる位置にいる」

引用元:価格.com

と高く評価しています。

そして5月に行われた、五輪の団体代表へと続く大会・NHK杯。

ここでも冷静な判断と技術で優勝を勝ち取り、東京オリンピックへの日本代表入りを果たしました!

しかし橋本大輝さんの目標は「代表入り」ではなく「五輪で金メダル」です。

今月に迫った東京五輪、橋本大輝さんの活躍が楽しみですね。

筆者としても、嬉しいお知らせができるよう橋本大輝さんを応援しています!

(更新:橋本大輝さんは、東京五輪の個人総合と種目別の鉄棒で優勝しました!おめでとうございます!!)

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