誰もが知るお笑いBIG3の一人である明石家さんまさんには、血の繋がらない息子•二千翔(にちか)さんがいらっしゃいます。
明石家さんまさんが離婚したのは29年も前になります。
しかし二千翔さんは今でも「人間的に一番カッコいい」「尊敬する」「自慢のお父さん」と語っています。
そんな血の繋がりを超えた親子の愛は、いつどんな風に育まれたのでしょうか?
今回は、そんな明石家さんまさんと二千翔さんの出会いから現在までを、エピソードも添えてご紹介します。
明石家さんまと息子•二千翔の出会い
明石家さんまさんは、1988年に女優の大竹しのぶさんと結婚され、妻の連れ子として二千翔さんと出会っています。
大竹しのぶさんは元旦那である服部晴治さんとは死別をしており、息子•二千翔さんは2歳で父親を亡くしています。
そして明石家さんまさんと大竹しのぶさんが結婚した時は、二千翔さんは3歳でした。
実は明石家さんまさん自身も、3歳の時に母親を病気で亡くされています。
そして小学校高学年の時の父親の再婚にて義母と暮らすことになりました。
しかし義母からは無視されて育つという過酷な幼少期を過ごされています。
そんな自身の経験を二千翔さんに重ね合わせ、二千翔さんには辛い思いをさせないようにとの生活が始まりました。
明石家さんまと息子•二千翔との感動エピソード
明石家さんまさんが「二千翔を育てる」と覚悟を決めて結婚してから、離婚までは4年間。
本来なら、養子縁組もされていない二千翔さんとは離婚とともに関係も終わってしまいそうです。
しかし、ここが男前な明石家さんまさん。
一度息子として育てた二千翔さんを、離婚後29年経った今でも親子の仲が良好なほど愛情を注ぎ続けています。
ここでは、そんな明石家さんまさんと二千翔さんの感動エピソードをご紹介します。
感動エピソード①「ボス」
明石家さんまさんは、二千翔さんの父親になった際、気を使わせないよう「お父さん」ではなく「ボス」と呼ばせています。
そして明石家さんまさんの実子であるIMALUさんにも「ボス」と呼ばせています。
明石家さんまさんの連れ子と実子の差を作らない平等な子育てが、呼び名からも感じられますね。
ただこの後のエピソードもあるのです。
二千翔さんが友達と何気なく話していた時に「ボス」のことを「うちのお父さん」と言ったらしく、明石家さんまさんはとても感動したのだとか。
二千翔さんに気遣って「ボス」と呼ばせていても、心の中では「お父さん」と呼ばれたかったのかもしれませんね。
感動エピソード②二千翔が先
二千翔さんにとって妹のIMALUさんが生まれてから、明石家さんまさんは更に二千翔さんを優先的に可愛がっていたそうです。
帰宅した際に、まずは二千翔さんの頭を撫でスキンシップを図ってから、IMALUさんに向かったそうです。
明石家さんまさん自身が子供のころ義母に無視され続けた辛さを知っているからこそ、二千翔さんを優先していたのでしょう。
感動エピソード③気功で喘息を治す
二千翔さんは幼いころ、喘息で薬漬けの日々だったと言われています。
病院に入院するほど酷いこともあり、大量の薬を飲んでも改善しない病状に明石家さんまさんが出した決断。
「薬で体が弱くなる!」と当時ハマって勉強していた気功を「一晩でいいので自分に任せてください」と二千翔さんに行いました。
もちろん大竹しのぶさん側の義母からは嫌われてしまうほどだったそうですが、大竹しのぶさんは一晩信じて任せたそうです。
明石家さんまさんは苦しむ二千翔さんを目の前に、汗だくになりながら気功を施し、喘息を治してしまったそうです。
感動エピソード④月30回
明石家さんまさんと二千翔さんが一緒に暮らしたのは4年間だけでした。
二千翔さんが7歳、IMALUさんが3歳の時に離婚したことになります。
そして、大竹しのぶさんからの離婚する条件を全て飲んだのには訳がありました。
明石家さんまさんからは息子と娘に「月30回会う」という条件を飲んでもらうためでした。
普通の血の繋がった家庭の離婚の際でも、子供への面会は月に1回や多くても週に1回が普通だと思われます。
しかし明石家さんまさんは月30回、つまり毎日お互いが会いたいときに会えるという条件を付けたのです。
そして明石家さんまさんは今でも、家族の誕生日パーティーや親戚ぐるみの集まりにも参加しているそうです。
両親が離婚すると知った二千翔さんは、「悲しかった。つまらなくなると思った。」と後に語っています。
当時の二千翔さんが「ボスについていく」と言ったり、家を出た明石家さんまさんを探して迷子になってしまうほど、親子の絆は強くなっていました。
感動エピソード⑤二千翔の味方
どうやら家では女同士の大竹しのぶさんとIMALUさんが結束してしまうようです。
二千翔さんはよく2人に「ダサい」とか「彼女作りなさい」とか言われているのだとか。
見かねた明石家さんまさんが、木村拓哉さんから私服をもらい二千翔さんに渡したのだとか。
また、彼女を作らせるために「合コンに一緒に行こうか」といい、大竹しのぶさんに止められる始末。
二千翔さんの高校や大学の卒業旅行にまで同行し、二千翔さんの友達を喜ばせたというエピソードも。
父親として男同士の付き合いを楽しんでいますね!
明石家さんまと息子•二千翔の現在
両親が離婚してから29年が経ちますが、二千翔さんは明石家さんまさんのことを「人間的にカッコいい」とまで絶賛しています。
長い年月を経て大人になった二千翔さんだからこそ、感じることもひとしおだと思います。
最近の明石家さんまさんと二千翔さんの状況も、大竹しのぶさんのInstagramにて公開されていました。
去年9月のボスの誕生日には、10万円もするコーヒーメーカーをプレゼントしたそうです。
絶対に持ってるに決まってるのになあと少し不安な気持ちで、いよいよプレゼントを渡す時間が。開けた途端、さんまさんが言った言葉。
「2日前に壊れたんやあ」
これに対してみんながわあと盛り上がり、私も本当に良かったなあと。
引用元:大竹しのぶさんのInstagram
ボスに喜んでもらいたいから高額でも本当にあげたいものをあげたかった二千翔さん。
もう持ってるだろうとハラハラしながらも何も言わずに見守る大竹しのぶさん。
真偽は分かりませんが「2日前に壊れた」と気を使って答える明石家さんまさん。
それに対してわぁっと盛り上がるみんな=IMALUさん含む家族。
もう登場人物すべてが幸せでドラマのような一コマです。
ちなみに、今年の明石家さんまさんから二千翔さんへの誕生日プレゼントは、世間一般に言われる貰ってうれしいもの「現金」。
二千翔さんに「現金とマスク」を誕生日プレゼントとして渡すと「やったぁ」と大喜び。
これにさんまは「もう大正解」としつつ「悲しいかな…悲しいかな」と本音を漏らしていた。
引用元:スポニチ
現金の金額は分かりませんが、これまた世間一般的な親子の関係で微笑ましいですね!
そんな「家族」を築き上げた明石家さんまさんと二千翔さんの関係は、今後も変わらず続いていくでしょう!